まず、私がDesireからStreakに乗り換えたのには理由がありまして、画面の大きさだけではなく、Streakは「WCDMA 850MHzに対応している!」という事実があるからなのです。しかし、Streak自体は色々とローカライズされていましてWCDMA 850MHzがその最たるモノで出荷国によって対応・非対応がある。ROMによって書き換わってると思われますが、なんとStreakにはこのあたりを変更する機能がついてるんです!
一緒に弄れるようになる項目が恐ろしく高度なこともあるでしょうが、隠しモードとして設定アプリが謹製ROM内に入っています。こいつを有効化するわけですが、手順自体は簡単です。/system/build.propの中に書いてある”ro.build.CONFIG_BUILDTYPE_SHIP=1“を”ro.build.CONFIG_BUILDTYPE_SHIP=0“に変更します。その後、リブートして再読み込みさせた後に”*#*#307#*#*“と電話モードで入力すると画面が一瞬切り替わった後に”engineering mode”になり、リブート後にアプリ一覧の中にEMListと言うアプリが出現するので、それを起動し「NETWORK_SETTING」と言う項目を選ぶと次の画面が出ます。
後は、直感に従って操作した後、”*#*#308#*#*“を打ち込んだ後にリブートしてengineering modeを終了します。これで、あなたの直感に従った設定に変わりました。
と、話がそれで終われば良いのですが、例の如く”/system”はパーミッションの問題があるので、
$ adb pull /system/build.prop ./ #ここでホストPCで編集 $ adb push ./build.prop /sdcard/ $ adb shell (remote) $ su (remote) # mount -o rw,remount -t yaffs2 /dev/block/mtdblock6 /system (remote) # cat /sdcard/build.prop > /system/build.prop (remote) # mount -o ro,remount -t yaffs2 /dev/block/mtdblock6 /system (remote) # exit (remote) $ exit
とやる必要が有ります…。adbがroot権限で最初から動いてれば手間はないんですけどね…。
ちなみに、EMListなどの隠しアプリがカスタムROM内で使えるかどうかは知りません。
コメント
はじめまして。
当方、WILLCOMで契約したstreakのSIMロック解除を行い、ドコモFOMAのSIMを差して使用を始めた者です。
このエントリーの記事を拝読しますと「WCDMA 850MHz」への対応は可能のようですが、
「WCDMA 800MHz」のドコモFOMAプラスエリアは対応出来ないという理解でよろしいでしょうか?
移動中すぐに圏外になるのは800MHzに対応していないためかと推察しているもので。
初心者な質問ですみません。
どうも、こんにちは。
該当周波数なんですが、一般的に850MHz(バンドV)は800MHz(バンドVI)を含んでいる規格なので850MHz対応のモノはFOMAプラスエリアでも使えるはずなんですけどね。ただ、実際に使えた!って感じを受けてないですね。
有効化できてるはずなのに、ガラケーは3本、Streakは圏外って言うことがありましたし。
なので、この記事で「StreakはFOMAプラスエリアで使える!屋内でも大丈夫!」とは思わない方が良いかもしれません。
早速のご回答、感謝致します。
>有効化できてるはずなのに、ガラケーは3本、Streakは圏外って言うことがありましたし。
と言うことは、streakの 「アンテナつかみ能力」 ?は弱い、と理解するしかないのですね。
参考に教えて頂きたいのですが、「圏外」を実感されたのはdocomoのSIMだったのでしょうか?
もしそうであれば、
“SHIP=0“
への変更も重要度は低いのかな………と思ってしまいますので……。
失礼な事を伺ってすみません。
docomoの白SIMですね。
結構、FOMAプラスエリアを探し出すのに難儀はするので、頻繁には試していませんが、アンテナ性能と言うより「ホントに周波数が有効になってる?」と言う感じです。Snapdragonの仕様自体ではFOMAプラスエリアにも対応しているのに、一体何処で制限かけてるのかな、と。
とりあえず、エンジニアリングモードはあまり使うことは無いと思われるので、積極的にするほどのことでも無いかと思います。